企業に好都合な、女子力アップしたい女性たち。

前回説明したように、女子力は努力して身につけるもので、才能の有無は問題にされません。これが化粧品、エステ、洋服などを販売する企業にとっても、それらの商品を宣伝する女性誌にとっても好都合でした。

女性誌は、女子力アップに効果がある商品やサーヴィスを紹介する特集で溢れました。女子力アップしたいと考えている高学歴女子たちは、理想の消費者でした。学歴が高い女性はいい会社に勤めていたり資格を持っていたりするので、お金持です。子供を産む人もかつてより少なくなっているので、いつまでも自分に投資し続けます。また真面目に受験勉強した人が多いので、努力すれば報われるという考え方が好きでした。

つまり、この人たちは、女子力アップの秘訣を得るためにたくさんお金を使ってくれる、理想の消費者だったのです。

ちなみに、この世代は。男性もそうなのですが、どんなことでも受験勉強に関連する言葉に変換する傾向があります。恋愛偏偏差値なんていうのも、そのひとつですね。

実は、キャリア・ウーマンという言葉が流行り出した1980年の終り頃、マス○ミは、いつもでも結婚しない女性達を“フワフワしている”といって非難していたのです。今では考えられませんね。

しかし、企業はすぐに彼女達が理想の消費者だと気づき、持ち上げ始めたのです。今や、女は結婚して子供を産んだ方が幸せになれる、なんていうこと自体がばかられます。代わりに、職場でも、可愛い女性でいましょうね、という言い方になっているのです。


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